花粉やハウスダストなどによるアレルギー性鼻炎は、患者数の多さから今や国民病となりました。この病気とともに増加しているのが、においの判別能力が低下している嗅覚障害の人たちです。においを嗅ぐ力が衰えれば、季節を感じたり、おいしい料理やお気に入りのワインを楽しんだりすることもできません。最先端の医療は、ただ病気を治すだけではなく、生活の質(クオリティー・オブ・ライフ)を高めることも重視しているのです。
鼻外来では、アレルギー性鼻炎などをはじめとする病気の早期診断と治療を目指すだけでなく、レーザー治療によって花粉症や一年中の鼻づまりや鼻炎症状を改善し嗅覚を取り戻し、薬物に頼らない生活を十分に楽しんでいただくための治療および指導を行っています。

検査内容のご紹介

CT検査:蓄膿の有無や鼻中隔変形などの構造診断

従来のレントゲンによる検査よりも画像が鮮明なCTによって、膿性の鼻漏(びろう)や鼻中隔の変形などが、鼻腔内にあるかどうかを調べる検査です。慢性副鼻腔炎(蓄膿症)や構造異常が疑われるときに行います。多くの人が悩んでいるのに、鼻づまりくらいでは診察を受けようとしません。この検査で鼻づまりの原因を徹底解明します。

鼻みず成分検査:鼻汁好酸球検査

白血球の一種である好酸球は、体内でアレルギー反応が起こると増加します。この好酸球が鼻汁の中でどれくらい増加しているかを調べるのが鼻汁好酸球検査です。アレルギー性鼻炎が疑われるときに行います。

アレルギー検査:RIST&RAST(血液検査)

どのくらいの強さでアレルギー反応が起こっているかを調べるRIST検査と、症状のもととなっている物質は何かを調べるRAST検査を組み合わせることで、アレルギーの原因を明らかにします。

鼻の総合検診:機能および構造の精密検査と総合評価

一般の耳鼻科では、単純なレントゲン検査を行うことが多く、これでは「集中力が欠ける」「寝苦しい」「臭いがわからない」といった症状の細かな原因はわかりません。当院では、特殊なCTを用いて細かな画像診断を行い、においの判別能力検査、アレルギー検査とともに、鼻の性能の総合評価をいたします。

治療法のご紹介

鼻閉、鼻炎症状(通年性過敏症、花粉症などのアレルギー性鼻炎)に対する内視鏡を用いたレーザー治療

花粉症などのアレルギー性鼻炎は、鼻の中の下鼻甲介で起こりますが、その表面の粘膜を焼灼し、凝固させる治療法です。これによって、アレルギー反応や鼻閉(鼻づまり)は解消されます。
一般的には、本法は内視鏡下であまり行っていません。当院では、手術用の内視鏡を用いてレーザー治療を行いますので、鼻の奥まで観察しながらの焼灼が可能となり、安全に高い効果が得られます。

>>花粉症のレーザー治療について(解説 その1)
>>花粉症のレーザー治療について(解説 その2)