「少々の痛みは我慢するもの」と思っていませんか。それは大きな誤りです。当院で行う医療では、決して患者様には我慢させず、できるだけ痛みを取るという考え方をしています。
ただし、日本で行われている多くの西洋医学は対処療法が中心で、痛み止めである程度の痛みの対応はするものの、痛みの原因までは明らかにしてきませんでした。だからなかなか痛みは取れませんし、頭痛や肩こり、手のしびれなど、いわゆる不定愁訴に対する治療および診断も不十分でした。
痛み外来では、痛みの原因を画像診断から徹底的に突き止めて神経ブロックを中心に治療を行いますので、有効な治療が可能です。もちろん患者様が苦痛を感じないように細心の注意を払い何よりも安全な治療を心がけています。
痛みのある生活から健全で安らかな心を取り戻しましょう。

診療内容のご紹介

頭痛:MRI、鼻腔、副鼻腔CT検査

頭蓋内のMRI検査によって、頭痛の原因を明らかにします。ただし、専門的な診断によって、時に鼻に原因がある頭痛が隠れていることが見つかります。鼻の構造に異常があったり、蓄膿によって鼻腔内の圧が高まったりすると、頭痛を引き起こすことがあります。そこで用いられるのが、鼻腔や副鼻腔のCT検査です。

肩こり、手のしびれ:頚椎MRI検査

肩こりや手のしびれに頸椎、つまり首のせぼねが関わっていることがわかってきました。頸椎のゆがみが神経を刺激したり、筋肉に悪影響を及ぼしたりして、肩こりや手のしびれといった症状として現れるのです。その頸椎の様子をMRIで調べます。

腰痛、足のしびれ:腰椎MRI検査

人類が直立歩行をして以来、腰椎に負荷がかかるようになり、腰痛は人類にとって宿命となってしまいました。腰椎の異常から足にしびれを感じる人も少なくありません。腰椎のMRI検査は腰痛を訴える人に欠かせない検査といえます。

関節痛(肩、膝)

四十肩や五十肩、それに膝痛などの関節痛は多くの中高年を悩ませてきました。一般的な理学療法や薬物療法ではなかなか取れない痛みを、高規格レーザーや神経ブロックを使って緩和させるよう努めています。

神経ブロック治療

抗炎症薬や局所麻酔薬を神経や筋膜などに注入して、痛みを伝える神経をブロック(遮断)する治療法です。さらに、血管を収縮させる交感神経も同時にブロックしますので、血流が良くなり、炎症などを根本から効果的に、かつ安全に抑えていきます。

痛みに対する高規格レーザー治療

従来の治療で用いられていたレーザーは、医師以外の人でも使える低規格のレーザーでした。出力も小さく、いわゆる簡単な温熱治療の域を超えていませんでし た。当院では、高規格のレーザー治療を行います。これは日本ではまだほとんど実施されていません。使用できるのは医師のみです。痛みの原因は体の深部にあることが多く、そこまで蓄熱効果が及びますから、これまでにない疼痛緩和が期待できます。